キーンベック病(月状骨軟化症)
症状
手を使った後、手首に痛みと腫脹が起こります。握力が低下し、手首の動きが悪くなります。
原因・病態
原因は不明ですが、月状骨(手首の真ん中にある骨)の血行障害により、月状骨が潰れる病気です。手をよく使う青壮年男性に多く見られます。女性や高齢者に見られることもあります。
診断
症状とレントゲン検査で月状骨の変形があれば、診断がつきます。MRIは早期診断に有用です。
治療
症状、年齢、変形の進み方によって治療法が異なります。保存療法として、手首を安静に保つためにギプスや装具による治療が行われます。手術療法が行われることもあります。